こんにちは。▼o・ェ・o▼ハラダ歯科医院です。
インプラント(人工歯根)は長年に渡って使い続けることができますが歯や骨の状態、噛み合わせや全身の健康状態などのバランスを崩せば、長持ちさせることはできません。インプラントを口の中で良好な状態に保つためには、治療後のメインテナンスが大切です。
インプラントは定期的なメインテナンスが必要です。インプラントはチタンなどの金属でできているのでむし歯にはなりません。しかし、磨き残しによって付着した細菌がインプラント周囲の組織に悪影響を及ぼし、歯周病を引き起こすことでインプラントが使えなくなってしまうことがあります。自分では気付きにくく、異常に気づいた時にはかなり進行した状態で手遅れになってしまう場合もあります。このような症状を早期発見・早期治療することが定期メインテナンスの大きな目的の一つです。また、装着後1年間は骨の状態が十分ではなく、自分では気づかないうちに口腔内が少しずつ変化していきます。この期間にメインテナンスを怠り、その後インプラントに関するトラブルが発生しても、歯科医師は責任を負うことができません。
定期メインテナンスで行なうことはインプラント本体と周囲の検査・ 磨き残しのチェック ・歯石の除去・噛み合わせの検査・ご家庭でのブラッシング指導・PMTCなど
特にご家庭でのインプラントのケア方法は、天然の歯と同じくらい毎日の歯磨きが基本です。歯周病にならないために、正しいブラッシングを毎食後きちんと行なうことが大切です。また、歯ブラシだけでは、歯と歯の隙間の汚れを落とすのは難しいので、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使用しましょう。