こんにちは。d(●・ω・)b゙ハラダ歯科医院でございます。
今回はよく噛むとことの重要性についてお話したいと思います。
①よく噛むことは脳を活性化させる
噛む=咀嚼(そしゃく)するということですが食物を歯で噛み砕いて、唾液を混ぜて、飲みやすくするという行為であり、下顎をしっかり動かす必要があります。唾液をしっかり分泌させて、食物を混ぜ合わせなくてはなりません。また、舌を上手に使い、飲み込むというかなり複雑な運動の組み合わせが要求されます。つまり噛むという行為は、脳を刺激する事により、複雑な運動を可能にしているという事になります。
幼稚園児、小学生、大学生に一日3回、10~15分間毎日ガムを噛ますと、学校の成績が上がっていくという実験結果があります。脳が刺激を受けて、脳の血流量が増え、脳が活性化されるという事です!
手や指の運動が脳を刺激して、脳の機能低下予防になりますが、咀嚼による脳の活性化は、脳の血流量の分析結果より以上という事が分かっています。また軟らかい食べ物よりも、硬い食べ物の方が脳血流量が増える事が分かっています。つまり、歯ごたえのある食物を食べるという事が脳をより活性化させるという事です。
②よく噛む事は心身のリラックス作用を引き出す
美味しい物を食べる事により、脳が安心感や安全感を覚え、お腹が満たされるという喜びや満足を感じます。すると人を心地よくさせる、エンドルフィンという脳内物質の分泌が促進され、これがリラックスに繋がるのです。野球選手が試合中にガムを噛んでいる光景をよく見かけますが脳のα波を増加させ、ストレスを軽減し、緊張を和らげる効果があることはよく知られています。イライラしたり、怒りっぽくなることの防止にもなるのですよ。
③その他
肥満の防止=よく噛むと、脳の満腹中枢が刺激され、食欲が抑制される。同時に、内臓脂肪の分解が促進されて肥満防止になる。
糖尿病予防=よく噛む事により、食事中の血糖値を下げる効果がある。
運動機能の向上、骨粗しょう症の予防、免疫力の向上等々。
歯科では、よく噛む事により唾液の分泌が促進され、虫歯や歯周病の予防になる。
このように、よく噛む事によって沢山の利点があるのです!
小さなお子様からご年配の方まで、出来るだけしっかり噛むよう心掛けたいですね。そのためには歯が丈夫でなければいけません。
まずは歯医者さんで歯周病・虫歯の有無や義歯の作成、調整等を定期健診されることをオススメします♪